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郁子のひとり言をブログにしました。


by kawaikuko

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最近のニュースで、体罰についての悲しい事件を見るにつけ、本当に
辛い気持ちになります。「しつけのつもりでやった」というのが親の言い
分ですが、死に至った例などにおいては、子供はどれほどの苦しい思
いをしただろうと胸がしめつけられる思いです。

ある記事の中に「指のあとが残るほどたたいてしまった」と告白した例
や「夢中で子どもをたたいて、すっとしている自分を感じてぞっとした」
というお母さんの告白もありました。
「愛のムチ」という考え方も、一向に無くなりません。愛情さえあれば、
子どもは、叩いていい、愛情を込めた体罰なら効果はある、愛情があ
るからこそ、叩くという考え方です。しかし、赤ちゃんは、私たちが思っ
ている以上に知能が働くのです。

実際、言葉でやりとりできない時期でも、赤ちゃんは相手の表情から、
「自分がどうしたらいいのか」という情報を受け取っています。お母さん
やお父さんの表情、雰囲気を感じ取って行動の基準にしているのです。
子どもは自分では話すことができない時期でも、聞く能力、感じる能力
が高いのです。
つまり、「言葉で言っても分からないから叩く」という考え方は間違って
いるのです。
幼くても言葉を使って、伝えようという気持ちを大切にしましょう。叩くこ
とで、子どもを黙らせたり、従わせることができたとしても、子どもが本
当に納得して行動を変えたわけではありません。一時的に怖かったり
痛いから、その場はやめただけです。
子どもは、理由を知り、納得しながら、育つものであり、力で抑えても
だめなのです。なによりも、大人と子どもとは体格差があります。絶対
的に強い立場の人が暴力をふるうことは許されることではありません。
また、言葉の暴力もやめなければなりません。「もう、知りません」「うち
の子じゃない」「なんてバカなの」などの言葉です。これは、「愛していな
い」あるいは「存在してはいけない」というメッセージを子どもに送ってい
ることになるからです。子どもは「自分は親から愛されていない」と感じ、
自信を失い、人間に対する信頼を持ち続けるのが難しくなってしまいま
す。それは結局子どもの自立を妨げることになります。
「愛のムチ」は親の言い訳に過ぎないということを心においておきましょ
う。子どもは、みんな自分を認めてほしいのです。もし、子どもが「留守
番できたよ」と誇らしげに言うなら「そうだね!すごいね!」と子どもの
気持ちに共感したまま、言葉にすればいいし、「淋しかった」と泣き出し
たなら、泣く子を抱いて「淋しかったんだね」と受け止めてあげればいい
と思います。子どもに大切なのは、「自分にとって大事な人が気持ちをわ
かってくれた」ということです。
失敗したときは「前もそうだったでしょ!」なんて、以前の失敗を持ち出し、
あれこれ言わないでください。また「ダメな子」などと全否定しないでくださ
い。どこが悪かったかは、たいてい、子どもは気づいているものです。いっ
しょに失敗の後始末をすることで、子どももホッとするのです。そして、この
ようなことは、私たちの保育にも共通するものだと考え、日々取り組んでい
きたいと思っています
                                                     2007.7.31 Ikuko Kawamura
by kawaikuko | 2007-08-05 19:58