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郁子のひとり言をブログにしました。


by kawaikuko

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子どもとのかかわり

先日、ある新聞社の取材を受け、「MHナーサリーの特徴を教えてください」と言われました。まず、一番目は完全給食であることを話しました。市内のほとんどの保育園は副食給食(ご飯を持参し、おかずが提供される)を行っています。二番目はお昼寝用の布団を3コースから選ぶことができ、レンタル布団も利用できるということ。そして三番目は休日保育を行っていること。今年は盛岡市内の認可保育園として初めて年末年始も保育を行いました。
そのようなお話の中で新聞社の方が「色々なサービスを行っているのですね。朝は7時から夜は8時までの保育ということですが、保育サービスを拡充すればするほど、親の責任意識が失われていくという不安はありませんか?」という質問をされました。新聞記事を書く方にとっては、日々、色々な事件を目の当たりにするたびに、今の親子関係に変化が見られていると感じているのでしょう。私たちも現状の保育にまったく矛盾を感じていないわけではありません。
文部科学省は「早寝早起き朝ごはん」と言い、しかし実際には親の勤務時間も長くなっていることから夜型の子どもが増えています。一家団欒という言葉がありますが、なかなか家族での時間が取れなくなっているのではないかと思っています。ナーサリーでは完全給食を行っていますが、それにはまず、子どもたちに温かいご飯を食べさせたいということ、できるだけ栄養バランスを考えた給食を心がけ、充実させていきたいと考えています。
その分家庭では朝の忙しい時間だと思いますが、ぜひ子どもと向き合って、しっかり「朝ご飯」を食べてほしいと思うのです。
今、食生活の乱れが子どもの脳に変化をおこしていると言われています。2003年長崎の幼児殺人の中学生の部屋に捜査員が入って見たものはおびただしいスナック菓子の空袋とインスタント食品、ソフトドリンクの空き瓶だったと言います。食が破壊されると人の心も壊れるという記事を読んだことがあります。
保育時間についても朝7時から夜8時までとなると13時間も保育園で過ごすことになります。実際、そのような子は少数なのですが、親の仕事によっては止むを得ないこともあります。また、仕事の内容によっては休日の出勤という保護者の方もいるでしょう。私たちは、そのような保護者の方の少しでも役に立ちたいという思いから今年、年末年始も保育を行いました。しかし、仕事が早く終わった時は少しでも早く迎えにきて、子どもと一緒に過ごす時間を作り、夕食も家で家族みんなで摂ることを心がけていただきたいと思うのです。子どもはそれをしっかり受け止め、仕事をする母親を認めていくのではないかと思います。
私たちは、これからもお父さんお母さんが仕事をしやすいような保育を心がけていきたいと思っています。お家の方もそのサービスを利用しながら、時間のある時には、できるだけ「子どもとのかかわり」を忘れないでほしいのです。
「一家団欒」そこには、安らぎがあって、いろんないやなことがあっても、家に帰って来たらホット安心して、また再スタートする。いわば人生の基地、心の居場所なのです。
豪華な食事でなくてもいいと思います。家族で心をかよわせて家で過ごす時間を大切にしてほしいのです。
私も我が子を生後2ヶ月から預け仕事をしてきました。いつも少しの迷いの中で仕事を続けてきました。今になってその頃には見えなかったものが、少しずつ見えてくることがあります。
すでに成人を過ぎ仕事をする娘のお弁当を今でも毎日作っています(いつまでも甘い母親ですね)料理など、まったく興味のなかった娘が最近になって「これ、どうやって作るの?」と聞いたり、「今日は一緒に夕飯作ろうかな」と言うようになりました。「あれをしなさい」「これはダメ」と言わなくても、母親として伝えたいことは、毎日の何気ない生活の中にあるのかもしれません。
私が母から受けた愛情をいつしか知らずに娘にしていたように、いつかきっと娘も母になって自分の子どもにしてあげる日を願っている今日この頃です。

2008.2.1 Ikuko.Kawamura
by kawaikuko | 2008-02-02 15:07