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郁子のひとり言をブログにしました。


by kawaikuko

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「命の大切さ」

皆さんもご存知だと思いますが、最近、悲しい事件が続きました。秋葉原の7人殺傷事件、江東区のマンションで23歳の女性が殺害された事件。ニュースや新聞を見るたびに、心が痛くなります。
わたし達、保育士にとっても、子育て中のお母さん方にとっても、まったく、無縁な話ではありません。このような事件を起こした容疑者にも、必ず子ども時代があったのです。どんな子ども時代を過ごしたのでしょう。
今の子ども達は競争社会の中で育つと言われます。そこに疲れた子どもは、テレビゲームやDVDなどのバーチャルな世界に逃げ込むといいます。バーチャルの世界は、自分の脳を動かさずに生きていける世界なのです。しかし、このようなテレビ、ビデオ、ゲームなどが人間の脳に悪影響を与えることが警告されているのです。(2007・2・1号 ゲーム脳の恐怖)
忙しい時はついつい、ビデオやDVDに子守をさせていることはないでしょうか?あまり頻繁になると「笑わない、泣かない、視線が合わない」という弊害が出てきます。
人間は現実的な体験を通して成長し、それに喜びを感じるものなのです。
長崎で、同級生をナイフで刺すという事件がありました。その時6年生33人に「一度死んだ命がよみがえる事があると思うか」という質問をしたところ28名が「ある」と答えたといいます。本当にショックを受けました。
「命の大切さ」は小さいときから成長の過程で知らせていかなければならないことだと痛感しています。そして、それは「人とかかわる」ことで育つのです。前にも、この「園長室から」でお話しをしましたが、(2006・9・1号 甘えと自立)人との関係を持ち始めるのは、赤ちゃん時代です。親やまわりの人たちにかわいがってもらって「人って信頼していいんだな」「甘えていいんだな」という気持ちが育まれます。そして、それは自分の持つ力への自信や有能感につながります。「自分は存在価値のある大切な人間なんだ」という気持ち、言い換えれば、自己評価を乳幼児期に養うことが大切だと思っています。
保育園では、同じ年齢の子どもたちが一緒に生活することで、言葉をおぼえ、言葉で遊び、喧嘩をしながら、我慢することを覚え、他人の気持ちがわかるようになります。しかし、子どもの成長は保育園だけでも難しく、保護者の方と協力して行って初めて「良い育ち」ができると思っています。
わたし達の仕事は「こども達の未来を作る仕事」です。保育の結果は今は出ないけれど、子どもの未来を信じて保育をしていきたいと思っています。その思いが伝われば、子どもも自分の未来を信じることができるはずです。

最近入園された方で前に発行しているぽかぽか通信を読んで見たい方は事務にお知らせ下さい。

2008.7.1 Ikuko.Kawamura
by kawaikuko | 2008-07-03 18:49