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郁子のひとり言をブログにしました。


by kawaikuko

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「泣いた赤おに」

MHナーサリーでは10月2日、3歳児以上の子ども達が市民文化ホールで行われた「劇団角笛」に親子で参加しました。
「劇団角笛」は昔話を詩情豊かなシルエットで描く、日本でただ一つの影絵人形劇団です。全国の劇場を回り、「伝兵衛と鹿」「泣いた赤おに」「花さかじいさん」などを上演しています。幼児から小学校低学年までの子どもたちに、命の重さや友情の大切さ、勇気の意味を愚直なまでに伝え続けて、今年で45年目を迎えました。
昔話には、古くから語り継がれてきた奥深いメッセージが込められているといいます。例えば、人に損をさせられても、心正しければ幸せでいられること。ひとつのものを得ようと思えば、必ず失うものがあること・・・・
普段、テンポの速いゲームやテレビアニメに親しんでいる子供たちにとっては、刺激の少ない地味で古くさい物語に思えるかもしれませんが、このような機会にぜひ昔話を・・・と思い、参加することを勧めました。子ども達は初めての影絵にもかかわらず興味を示し、じっと見入っていました。子どもは、いつの時代も変わらず、美しいものを吸収する力を持っているものですね。
また、お話の途中には、親子で一緒に歌をうたうコーナーもあり、楽しい時間を過ごせたのではないかと思っています。やはり親子で過ごすこのような時間も大切なのだと改めて感じました。
今年の「お遊戯会」ではどんどん、ぴかぴか組の子どもたちが、この「角笛シルエット」で見た「泣いた赤おに」のお話を劇にして発表しようと頑張っています。そのため、台本から起こし、せりふを考え、自分たちのものとして表現しようと張り切っています。「泣いた赤おに」は村人と仲良くなりたい「赤おに」のために、友だちである「青おに」が自分を犠牲にして村人と仲良くさせてくれるというお話です。
最近は大人になっても「友だちがいない」「自分をわかってくれる人がいない」と悩む人が多い世の中です。無差別殺傷事件等も加害者の話を聞くとそんなことが理由でした。もし、悩みを打ち明けられる友人がいれば、そんな事件は防げたかもしれません。しかし、親しい友人をつくることは、たやすいことではないのです。すぐには友だちにはなれません。互いの人格を尊重し、自分を犠牲にしても相手に尽くすという気持ちが育つことで、友情が生まれるのではないでしょうか。そのためには時間が必要です。
親子の関係も、友情も、時間をかけて、ゆっくりゆっくり育んでいくことが大切なのかもしれませんね。

2008.12.1 Ikuko.Kawamura
by kawaikuko | 2008-12-01 18:56