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郁子のひとり言をブログにしました。


by kawaikuko

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反抗と自立

子どもに反抗されると「悪い子だ」と叱ることも多いかと思いますが、実はそうすることが子どもの自発性を抑制してしまうことにもなりかねないのです。自発性が順調に発達している子どもの多くには期間の長短はあっても必ず反抗期があります。
一般的には第一反抗期は二歳前後から三歳にかけて現れるといいます。お母さんが命令口調で「○○しなさい」というと「イヤ!」ということが多くなります。また、何かを手伝おうとすると「自分でする」と言って手を払いのけようとします。そのような子どもの姿は親の目には「強情な子」や「わがままな子」に映るかもしれませんが、自発性が順調に発達している「よい子」の姿ととらえてほしいのです。子どもが反抗したら、「そう自分でやりたいのね」と言ってまかせることも大切なのです。
子どもは、あれこれ自分の力で課題に挑戦して、そのことに成功したときに喜びと強い自信を持つようになります。その時に「よくできたね」と子どもの喜びに共感してあげることで、親子の結びつきも強くなると思います。
子どもの反抗にイライラしていると「ほらごらん」と非難めいた言葉を言ったりしますが、こうしたお母さんの言葉は子どもに劣等感を与え、自信のない子どもにしてしまいます。
子どもが自信を持つには、失敗した体験を成功の体験に変えること。そして、「ほらごらん」と言わないようにし、「次はがんばろうね」と励ますことが大切です。

子どもの心は甘えと反抗を繰り返しながら大きくなっていくといわれています。
「甘え」とは「依存」のこと、「反抗」とは「自立」のこと。この二つを行ったり来たりしながら、子どもの心は大きくなっていきます。「自立」の反対は「甘え」なので「甘やかさないことが自立」と思われがちですが「自立」のもとになるのは「意欲」です。「意欲」のもとは、「安心感」です。
「安心感」はどこからくるかというと、十分な「甘え」からです。そこから出た「安心感」が土台になって、「意欲」が出て、「自立」に向かうのです。甘えない人が自立するのではなく、甘えていい時に十分甘えた人が自立するのです。
自立に向かっていく途中、もし子どもが不安になって、後ろを振り返ったら、親が「大丈夫だよ」と言ってくれる。そういう関係を築いていきたいものですね。

保育園でも色々な場面で、このような子どもたちの様子が見られました。そのたびに、ひとりひとりに根気よく接する保育士の姿がありました。そして、一年が過ぎ、どのクラスも年齢ごとの自立する子どもの姿が見られるようになりました。これからも焦らず、ゆっくりと、子ども達と向き合っていきたいと思っています。

2009.2.1 Ikuko.Kawamura
by kawaikuko | 2009-02-01 22:09