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郁子のひとり言をブログにしました。


by kawaikuko

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トライ&エラー

「五体不満足」の著者で2年前に小学校教諭になった乙武洋匡さんが新聞に寄稿した文章がありました。今月はその内容を紹介します。

『日々、子どもたちと向き合う中で、「どんな大人になってほしいか」を常に考えている。特に意識するのは二つの「大人像」。一つは「自分なりに考え、答えを出せる大人」5分の休み時間に、いつも「先生トイレ行っていい?」と聞く子がいる。また別の子はノートを広げる度に「新しいページに書く方がいい?」と聞く。その答えとして「今のうちに行きなさい」「新しいページだと見やすいね」と言うのは簡単。だが僕は「自分で考えなさい」と突き放す。いつまでも人から答えを与えられていたのでは「指示待ち族」に育ってしまうと思うからだ。もう一つの理想像は「挑戦し続ける大人」だ。クラスで「次はこれをやるよ」と示すと、すぐに「ええっ無理!」と声が上がる。そのたびに「もったいない」と感じる。
幼い頃から、僕は何でもやりたかった。生まれつき手足がなく、できないことが多いはずなのに、中学ではバスケットボール部、大学時代にはスキューバーダイビングの免許を取得。車の運転もできるようになった。困難は付きものだったが工夫を重ね、サポートを得て乗り越えた。できなかったことができた達成感は、何事にも替え難い。その素晴らしさを知ろうとしない子どもは、もどかしい。できるようにならなくたって実はいい。
「絶対やってやる!」という気持ちの強さが大切だと思う。
挑戦すれば、失敗もする。どんどんしたらいい。失敗を恐れないでほしい。試行錯誤し、立ち向かった末の失敗には、大きな学びが詰まっているはずだ。
勉強だって恋愛だって仕事だって、人生は「トライ&エラー」の連続。失敗があるからこそ僕らは成長できる。』
この文章を読んで、私が共感したのは、残念ながら準決勝で敗れた花巻東高校の選手たちについてです。準々決勝で敗色が漂い始めた試合を、当然のようにひっくり返した選手たち。絶対絶命のピンチにも「大丈夫、ここから」とばかりに笑っている。その力はまさに「絶対やってやる!」という思い。チーム全員が「決してあきらめない」という思いを共有していたことではないかと思うのです。
子どもたちにも、「いろいろなことに挑戦し、自分の可能性を信じる」そんな大人に育ってほしいと思っています。
by kawaikuko | 2009-09-01 19:35