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郁子のひとり言をブログにしました。


by kawaikuko

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「甘え」と「自立」

皆さんは初めて自転車に乗る練習をした時のことを覚えていますか?私は小学校1年の頃、家の前の少し坂になっている道路で毎日、毎日練習したものでした。今のように道路も整備されておらず、砂利道のため、転ぶと手や膝は血だらけ、青あざだらけでした。
ある日、少し広い場所に行って、親に後ろを支えてもらい練習した時のことです。「しっかりおさえててね!」「離さないでね」と何度も確認をし、その度に親は「大丈夫、大丈夫、ちゃんと支えてるから」と言ってくれました。その言葉を信じて何度も挑戦していた時のこと、気が付いたら「大丈夫だよ」という親の声が遠くに聞こえました。振り向いた瞬間、私はバランスを崩して転んでしまったのです。なんと、親との距離はだいぶ離れていて、自分一人でここまで乗ってきたことに驚きと嬉しさを感じました。その後「もう大丈夫、一人で乗れてるよ」その言葉に後押しされてもう一度挑戦し、今度は最初から自分一人の力で乗ることができました。
子育ても同じようなことが言える気がするのです。子どもは自立したいと願ってはいるものの、不安もあります。いつも、そばで見守ってくれる大人がいることで挑戦したり、甘えたりしながら、自分の足で歩く力をつけていきます。
「甘え」という言葉には、どこかマイナスイメージがありますが、実はこの「甘え」こそが「自立」のベースになると言われています。
親に十分甘えることで子どもの心は「安心感」をもらいます。「安心感」をもらった子どもの心の中に、次ぎに芽生えるのが「不自由」。親の元から、ちょっとだけ離れて自由になりたいと思う、これが「意欲」であり、子どもを「自立」の世界へ向かわせます。よちよち歩きで親の手を離れた子どもは、自由を満喫しているうちに、ふと「不安」にかられ「おかあさ〜ん」と依存の世界に駆け戻ってきて、また「安心感」をもらいます。そして、「安心感」で満たされれば、すぐ「不自由」になり「自分でやる」「一人で」と言いだして「自立」に向かう。
このように「甘え」と「自立」を繰り返して、子どもは本当の自立を果たすのです。子どもが不安になって後ろを振り返った時、いつもそこにいて大丈夫だよ、とうなずいてやれる、そんな関係を築きたいものですね
自分の家が子どもにとって「安心してわがままを言える場所」「安心して甘えられる場所」になっているでしょうか?考えてみたいものです。
by kawaikuko | 2010-01-22 10:22